木村先生の勉強会に参加するといつも新しい発見があります。前回の勉強会では「A1cも大事だがTIR(time in range)で血糖値の安定化を目指す」という新たな管理方法を教えられ、今回は年代別の血糖コントロールや対処方法についてお話頂きました。
幼少期と思春期、成人、老人と年代別になんとなく違いは分かっていましたが、先生の理路整然とした説明を聞くと改めて「なるほど!」と思いました。血糖コントロールは幼少期は親がする→思春期は親に言われてする→成人は自分のためにする→老人は家族に迷惑をかけないためにする。と、同じ血糖コントロールでも血糖値を安定させる前に「何の為に」という意識に違いがあり、その対処法も違ってくると教えて頂きました。先生は「血糖コントロールはモチベーションのコントロール」とも言われました。
また、数年前の血糖コントロールは基礎インスリン主体でその比率も40%~50%くらいだったが、現在のコントロールは追加インスリン主体になっており基礎インスリン量も総インスリン量の30%未満が今の傾向とも言われました。やはり機器の進歩により血糖値の状態が以前より飛躍的に把握できるようになったからでしょうかね。更にテルモのデクスコムG6という新機種の紹介もありました。これは測定の精度が大幅に向上し、スマホでモニタリング&データ分析も出来るようです。「リブレの値は信用できない」という人には良いかもね。
最後にまとめで
・目先の血糖コントロールに振り回されず、まずは人として健やかな成長を目指す。
・年代に応じた1型糖尿病との(本人・保護者の)関り方を知る。
・最新の医療機器・薬剤が続々登場中。でも選ぶのは本人。
≪編集部より≫思春期の血糖コントロールは「親に言われてする」というのが私には響きました。自我の目覚めと親からの卒業は患児本人だけでなく親側も理解しないと上手くいきませんね。その辺はつぼみの会としてもフォローしていきたいと思います。テルモのデクスコムG6は良さそうですね。自分の血糖値の状態が24時間&数日分が正確に全部記録できれば血糖コントロール対策に大いに役立ちますね。