Home 過去の行事 行事一覧 2023年度行事 堀尾先生のカーボカウント勉強会

堀尾拓之先生のカーボカウント勉強会の報告

 10⽉8⽇(⽇)イーブル名古屋にてカーボカウント勉強会を開催しました。今回は10家族18名の参加がありました。講師はつぼみの会 愛知・岐阜の特別会員でもあり、つぼみ通信でも「⾝近な⾷品を考える」を毎号寄稿していただいている東海学園大学の堀尾教授です。パワーポイントの画面の分かり易い資料を基に、カーボカウントのお話を頂きました。
 先⽣は「カーボカウントはあまりきっちりやらなくて良い」と⾔われました。でも、1日3食バランスよく食べよう、カーボカウント法は基礎インスリンがあっていることが前提とも⾔われました。
 カーボカウントでは炭水化物だけが血糖値を上げるとして計算します。カーボ量を⾒積もるコツとしては主⾷のカーボ量はキッチリ測り、それ以外の主菜は⼤体1カーボ、副菜は⼤体 0.5 カーボのような⼤雑把な計算で良いようです。(糖質 10g=1 カーボ) 
 ⼤事な主⾷のカーボ量はご飯の場合はご飯の量は正確に測ることを⾔われました。概ね⽶の重量の 40%が糖質量ですが、ご飯も料理によって様々な状態になっていますよね。 
2023FY-studyMeeting2-panoramicView.jpg そこで 
●基本 ご飯 27g で 1 カーボ。
●コンビニおにぎりは、ご飯100gで具⼊りで4 カーボ 。
●寿司1貫は、しゃり20g で1カーボ(ただし回転ずしはしゃりの量が少なく16g~18g)。このように同じご飯でもカーボ量に微妙な違いがあります。また主食では種類によって糖質量が変わります。
●パンは重量の半分が糖質。
●麺ではカップめんは4~5カーボ、袋めんは6カーボ。
●丸亀製麺では、かけうどん並で6カーボ、油揚げで0.5カーボです。
 次におかずについて、
2023FY-studyMeeting2-menu.jpg●肉じゃがOKサイズ(指でOKを作ってできるサイズ)2個で1カーボ。
●飲料ではジュース100mlで1カーボ、牛乳は0.5カーボ、スポーツ飲料は0.5カーボ。
●肉・魚・卵は0カーボ。(たれ付きは+0.5カーボ、唐揚げ・かつ衣は+1~2カーボ)
 そのほか外食時の注意点については、ごはんの量が見た目ではわかりにくいので店の人に聞いてみることと、2回目以降は経験則を適用すること、だそうです。
 カーボカウントは主⾷はキッチリ計算するが、それ以外は⼤雑把にやっても良いので、⾯倒がらずに継続させることが⼤切なことではないでしょうか︖
 説明を聞いた後にはみんなでお弁当をいただきました。栄養成分表示を見ながらカーボカウントを実践することができました。
 堀尾先⽣、お忙しい中ありがとうございました。

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