Home 過去の行事 行事一覧 2024年度行事 堀尾先生のカーボカウント勉強会

堀尾拓之先生のカーボカウント勉強会の報告

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 10月19日イーブルなごやで、つぼみ通信の連載原稿やサマーキャンプでお世話になっている堀尾先生(東海学園大学教授)から、栄養とカーボカウントの講演をいただき、お昼の弁当でカーボカウントを実践しました。
 はじめに、カーボカウントは基礎インスリンがあっているという前提で行うものであると説明がありました。カーボカウントでは、まず主食を見分け、血糖値を上げるものは炭水化物だけなので、おかずは炭水化物を含む食材を知っていることが大切だそうです。また摂った炭水化物の差が10 g以下の場合、食後血糖値の変化に有意差は見られないデータもあるそうで、カーボカウントを始めるにあたっては少しおおまかに行うのがよさそうです。もちろん栄養バランスの良い食事を心がけないといけませんね。
 食事に必要なインスリン量の例として、具体的な例を多く説明されました。ごはんは質量の約40 %が糖質、食パンやもちは約50 %が糖質であることを基本中の基本として覚えておくといいです。学校給食の200mLの牛乳は1カーボです。
2024FY-studyMeeting2-menu.jpg 後半は、弁当を使ってカーボカウントを実践しました。主食はごはん、おかずは煮物(小さめのかぼちゃあり)、みそ、エビフライ1個、からあげ1個、魚、だし卵、野菜でした。フライ類を考えて、今回のおかずは2カーボと見積もりました。市販の弁当の注意点として、温めずに食べることを想定している弁当のおかずの中には味付けが濃いものがあるので、カーボ量が1.5倍ほどになることもありうるとのことでした。
 カーボカウントは、初めての食べる物に対して糖質を見積もってインスリン量を決めるツールで、インスリンが足らないことも多いため、不足した場合は次からその分を足すことが大切とお話しされました。カーボカウントしながら、自分の経験則を重視して実践するのがよいのではアドバイスされました。
 さいごに貴重な講演をいただき、堀尾先生に心より御礼申し上げます。

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