平成24年度 教職員向け研修会
平成24年8月8日(水)1型糖尿病学校職員向け研修会をウインクあいちで開催しました。
愛知県、岐阜県の養護の先生を中心に、患児の担任の先生、保険業務の役所の方、当会会員の皆様が聴講されました。例年のイベントになっており、参加者は毎年多くなっています。今回は、満席の中、杢野医院の杢野先生、保護者の体験談として、会員の川松さん、日本IDDMネットワークの井上理事長からお話をしていただきました。
研修会の講演内容
・杢野先生
小児糖尿病の概要
糖尿病はどういう病気なのか、糖尿病合併症、治療の方法
・保護者体験談
学校の先生の「ありがたかった事」「ん~と思った事」など『年度初めに先生とお話させていただいて、理解しようとする 先生、一人ひとり大事にしたい姿勢を目の当たりにすると、 一年間学校生活をやっていけそうと安心です。 心配なのは、普段の生活より、行事や行事の前の取組です。 行事は他の子と同じように行動しますが、注射とか血糖測定、 補食の場所と時間を確保してください。』
・井上理事長
1型糖尿病患者を取り巻く社会・医療・福祉環境
出席者の感想 (アンケートより)
- とても詳しく話をきけて勉強になりました。教員向けということで、教員に対してお話してくださったので、これから学校として何を気をつけていけば良いのかがわかりました。親と共に考えていく姿勢を忘れずにいたいし、何よりも子供の思い、子供の成長を大切にしたいと思います。
- IDDMの基本的なことから教えていただき、正しい理解できました。また、学校に対する保護者の声がきけて良かったです。学生時代から、1型糖尿病の方とおつきあいがあります。それゆえ理解されないことがあったり、学校生活の中で、たくさん悩んだことがあったんだろうなと、本日の研修で知ることができました。
- 今後、1型糖尿病の患児とその保護者の方と接する時には、今回お話しいただいた内容を思いだして、どのように接すると患児・保護者の方が安心して学校生活を送ることができるかを考えて連絡を取り合えると良いと思いました。
- Ⅰ型糖尿病の子を担任しています。一学期おつきあいをしてからの研修会だったので、とてもよく内容がわかりました。また疑問にも答えていただけて、勉強になりました。今はまだ小さいのですが、大きくなってから、ぶつかるであろう問題もよくわかり、今日学習したことを合わせて全職員に報告し、理解して対応していきたいと思います。ありがとうございました。 出席いただいた先生には、病気の正しい理解、子ども・保護者の思い、学校での対応方法などを学んでいただけたようです。学校の他の教職員に、伝えたいとの声も多くありました。患児の学校での生活改善につながると思います。なお、本研修会において、日本イーライリリー社のご協力をいただきました。ご協力に感謝いたします。ありがとうございました。