平成26年度 教職員向け研修会

全景 7月30日(水)ウインクあいちにて、「学校教職員向け研修会」が開催されました。今年も愛知県、岐阜県の養護の先生を中心とする関係者の方達が大勢(70名)参加されました。
 「先生たちは病気の事なんか何もわかっていない!」などと思わないでください。 患児やその親御さん達の為に先生たちもちゃんと勉強してるんです。
 病気の説明を杢野医院の杢野先生にして頂き、体験談は患者本人の鈴木琴子さんからお話を頂きました。
 学校での病気に対する理解度も年々向上してきているように思われます。一人でも多くの子ども達が快適な学校生活を送れるように今後も恒例行事にしていきたいと思っています。
 また本研修会において、サノフィ株式会社様より資料収納用の封筒と冊子のご提供を受けました。ここに記して感謝いたします。
講師 杢野医院 杢野先生体験談発表 患者本人 鈴木琴子 さん

 ・・・先生方たちの感想です・・・

  •  今日の講演を聴かせて頂き、糖尿病について理解が深まったように思います。急な低血糖はついつい心配してしまいますが、患者の鈴木さんのお話にもありましたように、心配のしすぎはかえって子どもの負担になっていることも分かりましたので、配慮に活かしたいです。私の勤務する学校にも今年度Ⅰ型糖尿病生徒が入学してきました。貴重な講演の内容を校内でも共有させて頂きたいと思います。本日はありがとうございました。
  •  Ⅰ型DMについて知識はあったが、学校生活で気をつけること、子どもの気持ちをしっかり聞いた上で、環境を整えることの必要性が分かった。また、学校等が行事等でアタフタする前に子ども・保護者に気をつけることなどのポイントを確認してもらうこと、そのために日頃から話をできる関係をつくっておくことが大切だと感じました。また琴子さんの話をきいて、過度の心配は逆に特別視するようで、本人に気をつかわせてしまうんだと感じました。対応方法や疾患の知識は十分に身につけ、病気を理解することが必要だと思いました。
  •  Ⅰ型糖尿病についてよく理解できました。特に低血糖の症状と対処法についてはお話を聞くことで、必要以上に心配をすることはないことが分かりました。低血糖というと”病院に行かなければ”とか”早退するか”などの対応を思い浮かべていましたが、杢野先生の話や生徒さんの体験談から、心配しすぎるのも本人の負担になることを知りました。本だけでは理解しづらい部分をすっきりすることができました。

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