毎年恒例になった令和元年度「1型糖尿病患児の療養および学校との連携についての研修会」が、7月31日(水)にウインクあいちにて開催されました。今年で19回目となります。学校の養護の先生を始め総勢87名の先生方が出席され、大変有意義な会となりました。1型糖尿病の事を理解して患児の学校生活の助けになろうとする教職員の方々の姿勢には本当に頭が下がります。
最初に、杢野医院の杢野先生から、病気の基礎的な内容や特徴をイラストなどでわかりやすく説明がありました。杢野先生は2001年の初回から19年間もこの研修会で講師をして頂いています。昔は、死に直結する病気であったが、インスリンの発見により、健康的な生活ができるようになったこと、今ではプロスポーツなどで活躍している人が多いことなどが紹介されました。
次に、患者側からの体験談として、当会会員の中学生とそのお母さんからのお話がありました。時系列にお母さんがお子さんにインタビューする形式で進められましたが、“あっけらかん‘とした回答が会場を和やかにしてくれました。
その後、当会の山下会長より、患児たちの体験事例集を元に、どんな場面でどんなことを考えているのかなど主に心の動きを中心にお話をしていただきました。
最後の質疑応答にはたくさんの質疑が出て、それぞれに応答をして、充実した研修会であったと思います。
★先生方の感想(一部)★