毎年恒例の「つぼみの会愛知・岐阜の患者・家族交流会(クリスマス会)」が12月15日(日)にウインクあいちにて開催されました。会員家族と先生方、役員の合計58名が集まりました。
午前の部は「くす田くす博のサイエンス・パフォーマンス!」で、なかなか他では見ることの出来ない科学実験ショーで「運動残像現象」や「ジャイロ効果」など大人でもビックリするような体験でした。更に風船を使ったパフォーマンスで大いに盛り上がり、最後はアクロバティックな芸でまとめていただきました。
その後のビンゴ大会ではビンゴした全員にサンタからプレゼントがあり、お昼は美味しいお弁当とケーキを頂きました。
午後の部は、2つの部屋に分かれて一方はビデオ上映会や様々な子ども遊び、隣のホールでは木村那智先生、堀尾拓之先生、山下実会長を交えての相談会を開きました。
今年は例年の大きなホールが確保出来ずに会議室風な部屋での開催になってしまいましたが、皆さんの笑顔で助けられました。次回も様々な企画を考えて更なるパワーアップをしていきます。
◆相談会の報告◆
木村那智先生(ソレイユ千種クリニック 院長)と堀尾拓之先生(東海学園大学 教授)にご協力いただき、実施しました。
木村先生から、最近のデバイスは1年前のものでさえ古く感じてしまうほど急速に進化していて、血糖コントロールの改善が進んでいるとのお話がありました。思春期の子どもへの接し方については、子どもは血糖コントロールしないといけないことはよく分かっているので、保護者はじょうずに見守ってあげてほしいとのことでした。
また、HbA1cの値の極端に捉われ過ぎると低血糖による合併症を起こすこともあるので注意してほしい、また注射で十分コントロールできているのであれば、今すぐにポンプと急がなくてもよいのではとのことでした。
堀尾先生から、他県のサマーキャンプではほとんどの子どもがポンプを使っていたというお話、子どもの自立を促すよう子どもに接してほしいとのお話がありました。
先生方、ありがとうございました。
【患児のお母さんよりクリスマス会の感想をいただきました】
今年は、つぼみの会の春、夏、秋での交流イベントも参加されるご家族が多かった事もあり、クリスマス会では顔馴染みのご家族や仲の良い友達と沢山話したり、息子も遊ぶ事が出来て楽しく過ごせました。
パフォーマンスも、とても面白くて勉強にもなり驚きと笑いが絶えなかったです!
座談会では、インスリンポンプについての質問も多くあり、木村那智先生もとても分かりやすくお話しして下さってました。
私の息子も注射からインスリンポンプに切り替えて1年半くらいになりますが、実際に使ってみてとても快適に過ごせていて、血糖値コントロールもしやすくなったので、本当に進化し続ける医療機器には、すごく助けられてます。
1型糖尿病の発症したばかりの時は不安だらけでしたが、交流会や専門医の先生からお話を聞く機会は、そんな不安も減らせて、知識もついて、子どもの未来に希望が持てるので、とても嬉しいです。